デイサービスでは利用者さんが昔の思い出話を生き生きと語っていただく場を設けています。
昔を振り返り思い出を語る事は、他の誰とも違うご自身の価値を再確認したり、同世代の方と当時を思い出して感情を共有することで関係性が深まったり、周りにいる他利用者さまや職員がよりその方の事を深く知ることが出来たり、良い効果がたくさんあります。
思い出を語る上で必要なアイテムをご持参いただくため家族にご協力をいただき、「思い出の写真や思い出の品」を探していただいています。
昔の写真や思い入れのある品が見つからない!というご家族もその方の人生や生活歴、大切にしてきたことを詳しく教えて下さり、今まで知り得なかった利用者さんの人となりや価値観を理解することができました。
昔の思い出に花が咲き、写真を見て他利用者さんとの交流が盛んになったり、昔手掛けた編み物の帽子をお人形に被せてあげたり、表出の少ない方も表情がほころんだり、普段見えないような一面を拝見することができました。