8月4日、松本市に古くから伝わる夏の行事「青山様」のお祭りに合わせて、地域の子どもたちが当施設を訪れてくれました。

夕方、施設の駐車場には浴衣姿の子どもたちが元気に集まり、「青山様〜青山様〜」という伝統の歌を口ずさみながら、ご利用者の皆さまに笑顔と元気を届けてくれました。可愛らしい声が響くひとときに、利用者の皆さまも自然と顔をほころばせ、手を振ったり声をかけたりする姿が見られました。

「青山様」は、松本市周辺で古くから親しまれてきた水の神様をまつる行事です。かつてこの地域では、生活や農業にとって水は命そのものであり、水への感謝と、これからの恵みを願って、人々は神様に祈りを捧げてきました。毎年夏になると、子どもたちが地域をまわりながら歌を歌い、その願いや感謝を地域全体で共有する——そんな想いが、今もこの行事に息づいています。

 

子どもたちの明るい声と浴衣姿が施設に夏を運んでくれたようで、ご利用者の皆さまにとっても、どこか懐かしく、心温まるひとときとなりました。