先日デイサービスハーモニーでは、地域の伝統行事『やしょうま作り』を行いました。                     「やしょうま」とは、長野県や山形県などの地域で親しまれている郷土菓子で、お釈迦様の命日(旧暦2月15日)に合わせて作られることが多いものです。                      材料は米粉を使い、しっかり練って作る見た目にも美しいお菓子です。                                                     特に私たちの地域では、毎年この時期に作り、みんなで分け合って食べることで、地域の絆を深めてきたとのことで、やしょうまの話をご利用者様に聞いてみると「昔は毎年作ったもんだよ」と懐かしそうに話す方もいらっしゃり、これは是非やってみなくてはと言うことになりました。               

米粉で生地を練ったあとは蒸していきます。生地を蒸し香りが広がると、ご利用様の表情も変わり昔の思い出を聴きながら、みなさんで楽しんで作業を進めました。                             蒸しあがったあとはふっくらとしたもち米に食紅で色を混ぜていきます。もち米はやさしく手で丸めていきますが、これがまた楽しい作業!!みなさん、それぞれのペースでお餅を形作りながら「うまくできたね」と笑顔がこぼれていました\(^o^)/

ご利用者様の中には、とても手際よくお餅を丸めていく方や慎重に形を整える方もいてみなさんで協力しながら、あっという間に沢山のやしょうまが完成しました!(^^)!

最期に一緒に作ったやしょうまを囲んで、和やかなひと時を過ごしました。

やしょうま作りは、単なる料理作りにとどまらず、ご利用者様にとっては大切な思い出を共有できる貴重な時間です。昔の生活を思い出しながら作業を行っていると自然と会話が弾み、笑顔が広がります。このような行事を通じてご利用者様が自分の思い出を語り、他の方とそのことを共有することは、心の健康にもつながると感じています。                                                   活き活きとやしょうま作りに取り組まれている姿に、今後も昔懐かしいものや季節ごとの行事・伝統文化を楽しめる企画を立て、みなさんに喜んでいただけるよう努めていきたいと強く感じました。